浮遊

ギターを掻き鳴らすその身体
全身から漲る生気に
僕は恐怖すら感じた


言葉はリアルを伝える
その言葉は貫く凶器となり
無気力の者の心を抉る


屍を路上に散らす
人々はそれを踏みつけていく
やがて風とともに無に還る


自らの体から流れる
血で肉を洗う
オレノカラダハドコダ