スピーチ

今日、内定者セミナーでスピーチをした。
集まった内定者個々人が考えたスピーチのテーマをシャッフルしてランダムに内定者に配る。
与えられたテーマが『好きな芸能人について』
特に、熱心にテレビを見るわけではないので、適当に見繕った言葉でお茶を濁そうとした。
テレビよりも、ラジオを聞く機会が多いので、ラジオ番組を持つ芸能人を挙げてスピーチする事にした。
ラジオと言っても、TBSラジオに固定して流しっぱなしにしているので、TBSラジオの深夜帯にラジオ番組を持っている芸人、爆笑問題太田光伊集院光を例に挙げてスピーチした。

爆笑問題太田光は、テレビとラジオで大きく変わるわけではないが、雑誌の連載など執筆活動や時事問題を取り扱うバラエティー番組などでは真面目な一面を見せる。
今、現在ラジオから流れている番組では、立川談志と一緒に落語をやっている。
落語とはどういったものであるかという定義など詳しくはないが、時事問題や政党批判などをユーモアを交えて行っていく様子から想像するに、新しい形の落語であると言えるのではないだろうか。
立川談志曰く、「俺が遺言を残すとするならばコイツだ」とまで言わせる存在であるらしい太田光
いいともなどでは一度調子に乗ってしまうと留まる所を知らない様子で突っ走る姿が鬱陶しく思うところもあるだろう。
これを面白いと感じるか、それとも悪ふざけと捉えるかは難しいところだ。
場所をわきまえず生放送にも拘らず、タイムリーなネタを入れてくるところは、方々からお叱りを受ける可能性を持ちながらもそれを実行してしまう。
こんなことして芸能界を干されたりしないのだろうかと心配になるのだが、それは取り越し苦労のようだ。
あまり意識はしないのだけれど、太田の発言はある程度の影響力を持つものだと思える。
芸術系の学部を卒業しているせいか、どこか芸術肌を感じる発言や思想を完全に受け入れることはできないものの、頷ける部分がある。
自分の思ったことを素直に伝えられる存在。
そういった意味では羨ましい性格であり、自分自身を偽っていないとも言える。
嫌われる要素を持ちつつも、何処か憎めない存在。
注目に値する存在なのだ。