キャッチボール

何度も落ち込んで膝を抱えて
心の奥から込み上げる想いを
細々と綴り続けてきた


今日という日がやってくることを
一年前の自分は理解していただろうか
今日の自分は過ぎていく時間を想像できたろうか


誰かを好きになって
誰かを傷つけて
誰かのお世話になって
誰かの力になる


まっすぐな球を相手に投げると
真正面で捕球してくれるということを
どこかで学んで どこかで忘れた
キャッチボールの基本動作を
僕らはちゃんとこなせなかったのかな