君、想う

君を好きだよと容易く言えたなら この世に争いなんて無いんじゃないか
そんな大それた考えを生み出しては 深い深い海の底へと沈む


舞い落ちる枯葉を目に 僕は君の事を想うのさ
気まぐれにどこかへ行ってしまう そんな君の事を


その予測不能な君の言動の奥に 深い意味があるということを
この不器用な僕の言動の裏は ひっくり返しても見れないことを


田んぼに規則的に並んでいる苗を 踏み潰してまわりたい衝動
バラバラに捨てられた空き缶を ごみ箱の中へ綺麗に入れたい葛藤


君の姿を思い描いていた僕は 本能で欲していたのかもしれない
想像不能の君の行動を すべてを包み込んでみたいという欲望を